富裕層が2013年以降一貫して増加
- 2024年01月8日
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(株)野村総合研究所は,2005年以降,継続的に,日本における純金融資産保有額別の世帯数と資産規模を,推計しています。
具体的には,預貯金,株式,債券,投資信託,一時払い生命保険や年金保険など,世帯として保有する金融資産の合計額から不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いた「純金融資産保有額」を基に,総世帯を5つの階層に分類し,各々の世帯数と資産保有額を推計します。
超富裕層(5億以上),富裕層(1億円以上5億円未満),準富裕層(5000万円以上1億円未満),アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満),マス層(3000万円未満)に区分すると,2021年の世帯数と資産保有額は次のとおりとなっています。
超富裕層:105兆円,9.0万世帯 / 富裕層:259兆円,139.5万世帯 / 準富裕層:258兆円,325.4万世帯 / アッパーマス層 332兆円,726.3万世帯 / 678兆円,4213.2万世帯 )
超富裕層・富裕層の純金融資産保有総額は,世帯数と共に,2013年以降一貫して増加を続けています。日本の富裕層は事業オーナーである場合が多く,金融資産1~5億円の富裕層では,その約3分の1が事業オーナーです。